「いますぐ妻を社長にしなさい」を読んだ感想
「主婦で不動産投資を始めたい」と思って主婦大家さんのブログを読み漁っていたところ紹介されていた「いますぐ妻を社長にしなさい!」
さっそく読んでみました(・ω・)
著者の坂下さんは現役銀行員の方で、業務で培った豊富な金融知識を活かして株取引を始めたものの破産寸前まで借金を膨らませてしまったという経験されています。
そんなどん底状態からわずか5年で借金返済、いまでは数億円の資産を持つほどの大逆転をされているのですが、その方法が「プライベートカンパニーをつくり、それまで主婦をしていた妻を社長にする」というもの。
坂下さんの奥様はこのプライベートカンパニーで不動産賃貸業をなさっています。
本の内容としては、
・夫が会社員として収入を増やすよりも妻にお金持ちになってもらうことに注力した方が、簡単にお金持ちになれる
・主婦のどんな能力が経営者として活かせるのか
・プライベートカンパニーの事業として堅実なビジネスとは何か
・夫婦で事業を成功させて幸せを手に入れるための心構え
といったことを学ぶことができます。
難しい言葉は使われていないのでビジネスや投資について詳しくない人でもスラスラと読むことができると思います。
読み終わった率直な感想は、「とにかく奥様がすごい」(笑)
坂下さん曰く、実は主婦の能力ってすごくて、
女性ならではの気遣い
コミュニケーション能力
マルチタスクの処理能力
など一般的な主婦が持つ能力が社長になるとすごい力を発揮するんですよ、とのこと。
「なるほど、たしかに」と思う部分も多かったですし、一主婦としては「私にもできるのかな?」と明るい気持ちになりました。
が、読み進めるうちに普通の主婦と坂下さんの奥様との決定的な違いを感じました。
それは、「圧倒的な行動力」です。
これはどの世界でも同じですが、やっぱり成功している人はフットワークが軽く、行動力がある。
いわゆる主婦力だけでなく、坂下さんの奥様のような「行動力」と「継続力」を鍛えないと…としみじみ。
ちなみに、本書ではどのように不動産投資を進めていったのかについては具体的に書かれていません。また、節税についてもさらっと紹介されているので、詳しく知りたい場合は別の本を読んで学ぶ必要がありそうです。
個人的には、主婦の方がどのように融資を受けたのか、最初の物件はどういう基準で決めたのかなど知りたかったのでちょっと残念でしたが、よく考えたら不動産投資の本ではないので仕方ないですね…
続編の「とにかく妻を社長にしなさい」は実践的な内容らしいので、そちらも読んでみようと思います。